runaround’s diary

なんとなく、つれづれ

「ない仕事」の作り方 を読んだよ

books.rakuten.co.jp

以前参加したカンファレンスで旅するアジャイル本箱に入っていた本。
旅するアジャイル本箱についてはこちらを参照してください。
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ぼーっと本箱を眺めていたら、なんとみうらじゅん氏の本が入ってる?!
パラパラめくってみたら何だか今の私に面白そうな本だー、と思い購入。
ただ、この時点ではアジャイルとこの本がどんな関係あるのかしら?と疑問を持っていました。

みうらじゅん氏は出身地が私と同じ京都。
でもメディアで見かける印象は・・・東京のサブカルの代表的な人かなぁ。
いろんな肩書きを持っている人。
タモリ倶楽部にめちゃ出てる印象w


本を読んでみたら、いやげ物や仏像、らくがおとか知っていることは多かったけれど。
ゆるキャラ命名者だとは知らなかった・・・。
あと、若い頃から糸井重里氏と交流があったのも知らなかった。
本の最後の方に対談が載ってますね。


読んでていいなーと思った点。

  • とんでもない熱意の底には「つまらないかもな」を「そこがいいんじゃない!」にすること。
  • 仕事がつらい時や大変な時はネーミング「プレイ」や「ブーム」にしてみる。「会議プレイ」「残業ブーム」など。
  • 人には限界があるので、自分だけではうまくいかない時は誰か得意な人とチームを組んでしまえばいい。
  • チームで仕事する場合は、自分と似たタイプではない人とあえて組んでみることをオススメする。
  • 古い考えに縛られすぎていいものが多くの人に伝わるのを邪魔することがある。「高いハードル」や「暗黙の了解」といったものを取り除くのが「ない仕事」のモチベーションのひとつである。
  • 子供の頃、怪獣を沢山買ってもらえる環境ではなかったので、「好き」の熱量を表現する方法を考えてたどり着いたのが「スクラップ」だった。→オタク道としてすごく共感
  • 漫画やエッセイなど、ひとつのことに特化しなかったのは、それぞれに「相応しいツール」を選んできたから。
  • 自分を消し、「なかったもの」を主語に変えてプレゼンしてみる。「自分探し」をしても何にもならない。「自分なくし」をして初めて、何かが見つかる。
  • そもそも違う目的で作られたものやことを、別の角度から見たり無関係のものと組み合わせたりして、そこに何か新しいものがあるように見せる手法。→アウトドア般若心境ってめっちゃカッコイイ
  • やり続けることは大切。何かを好きになるということは、自分を徐々に洗脳して長く時間をかけて修行して対象のことを深く知ってからでないと、長続きもしないし人も説得できない。


予想外にw いい本だったなぁ。
アジャイルにすごく関係がある、とは言えないけれど。
仕事に対する姿勢とかモチベーションとか、で参考になりそう。

やっぱ面白くて変ですごい人だなー、みうらじゅん氏。