runaround’s diary

なんとなく、つれづれ

理論と事例でわかる自己肯定感 第2版 を読んでみたよ

先週末参加したDevLOVE Xの2日目で参加したセッションの登壇者の方々が執筆された本です。
2日目の朝、ポチってたのが届いて読んでみました。
DevLOVE Xについては以下、レポートを書きましたのでよろしければ・・・。

run-around.hatenablog.com
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https://www.instagram.com/p/BzKvgSOJh1G/
来たー!しかも #devlovex の登壇者さんから送られてきた!ありがとうございます😊


タイトルにもあるように「事例」が載っており、とても身につまされる・・・😢
とても為になる本で、今まさに私が悩んでいることについて書いてあるんです。
もしご興味ある方がおられましたらここでポチッと出来るみたいですよ。


booth.pm



さてさて、自分なりに理解したメモを残しておこうかと。
辛いことばかりなんだけど、自分を見つめ直すという意味で。


ちなみにこの本、おまけのところに自分の自己肯定感をチェックできる「おまけ」の章があります。
私がやってみたところ・・・

  • 「とても良い」は 2.08
  • 「これでよい」は 2.1

と、とんでもなく低い数字を叩き出してしまいました・・・とほ。

「とても良い」気持ちは2.16未満は低い、「これでよい」気持ちは2.5未満なら低い、ってことらしいです・・・はぁ(ため息

自己肯定感とは

心理学の分野では「自分自身を自ら価値あるものとして感じる」ことらしい。

自己肯定感に含まれる、2つの感情とは

  • 自分に対して「とても良い」(very good)と思う気持ち
  • 自分に対して「これでよい」(good enough)と思う気持ち


この2つ、どうもバランスが大切で分けて考えた方が良いらしい。

  • 「とても良い」気持ちはあるが「これでよい」気持ちがない → 「自分は能力がある」と思っていても、ありのままの自分をさらけ出す勇気が出せずにいいところだけ見せようとしてしまう
  • 「これでよい」気持ちはあるが「とても良い」気持ちがない → 「周りからありのままの自分は受け入れられている気がするが、自分の能力が低くて惨めだと感じる


あと、大切な気持ちとして「やればできる」という自己効力感のもある。

「とても良い」気持ちとは

「ボクちゃん or あたしってすごい!」と思う気持ち。周りの人と比較して、その人よりできると思えることで高まる。

  • 何が「とても良い」気持ちを生み出す?
    • 学生であれば学校の成績やテストの順位、部活やスポーツの成績など
    • 社会人であれば会社での成績や評価、会社自体の社会的評価や年収など
      • 「とても良い」気持ちは、願望の大きさによって変化する。
      • 「とても良い」気持ち=成功 / 願望
      • 完璧主義者や理想が高いと「とても良い」気持ちは低くなる。
    • 自分が大切にしている価値観が満たされると向上する。
      • 「とても良い」気持ち=結果 * 重要度
      • 重視しているものの自己評価が低ければ「とても良い」気持ちが低くなる。

ってことなんですが・・・私の場合はそもそも成績や評価が低いから「とても良い」気持ちが低い。
まぁ、言い訳だなと自覚しながら書いてみると・・・
言葉のまやかしで評価を得たとしても実力とは異なるので、あとで辛くなる恐怖感もあって今の評価は下がって実力通りかなと。
自分が重要だと思っていることを全否定されてくじけてしまい一歩も前に進めなくなってしまったことがあり、くじけた自分にがっかりもしています。
全否定というのは私がやっていることに対して少し離れた場所でずっと批判されてきたんですね。聞こえるように、でも直接私には言わない。
今はその不安はないですが、結局その時の恐怖感はいまだに残ってます。

「これでよい」気持ちとは

ありのままの自分を受け入れられる、「自分らしいな」「自分は自分だから」と思える気持ち。自分を認められる、周りから受け入れられることで高まる。

  • 何が「これでよい」気持ちを生み出す?
    • 結果よりもプロセスを重視し実感していることが影響する。将来への目標を持っている、成長への努力をしている、と感じること。
    • ありのままの自分を受け入れられる為に、まずありのままの自分を出す必要がある。率直な気持ちや思いをさらけ出せないと「これでよい」気持ちは低い。
    • 「とても良い」気持ちを無理に引き上げようとすると「これでよい」気持ちが失われる原因となる。
      • 人の言いなり・都合の良い人になる
      • 自分を偽って嘘の自分を演じる
      • 人を見下すようになる

ありのままでは駄目と注意されたことで頑張らないとと無理をしてしまったのか、不眠で心療内科に通ったり、帯状疱疹で苦しんだりしました。
無理なことは無理だと率直に言えない状況だったり遠慮していたりしたのかなぁ。

「やれば出来る」気持ち

自分が行動を遂行できることを期待できる気持ち。

自己肯定感が低いことで起きること

  • どうせ上手く行かないと思って挑戦できない
    • これは違うかなー。難しいことに挑戦せざるを得ない状況で、失敗スレスレでやってきた感じですかね。大体無茶苦茶になったヤツの後始末ですから。
  • 興味があるオファーなどを自信がなくて受けられない
    • 自信というより実力がないから受けられない。
  • 周囲の目や評価を気にし過ぎてしまう
    • これも違うかなー。多分気にしてなかったんでしょうね。取り繕う気がなかった。
  • 褒められても受け入れられない
    • これも違うかなー。褒められたら受け入れるし、「見てくれてたんですね、ありがとう。」って心から言う。
    • 明らかに的外れなお褒めの言葉をもらった時は「それは違うと思います」って言っちゃいますけど。て言うか言っちゃったな。
  • 周囲に嫉妬したり、否定的になったり、見下したりしてしまう
    • 自分では全然その気はないし思ってもいないんですが、勉強会に参加しない人を見下してる、と言われたことがあります。
  • 頑張り続けてないと安心できない
    • これはそう。と言うか、頑張り続けないといけない環境(職場)なので。
  • 自分らしくないと思うことが多い
    • これは違うなー。自分らし過ぎて、もっと大人になった方がいいのかなと最近は思ってますが・・・。
  • 自分のことが好きだと思えない
    • これでも案外自分が好きw 自分ぐらいは自分のことを好きでいてあげないとね。
  • 趣味は仲のいい友達に合わせる
    • これもないw 趣味が一致した人と友達になったりはしますが。基本一人でも楽しめますし。
  • 自分の判断に自信が持てずに、受け身になったり、発言するのが怖い
    • あまりにも拒否反応を示されたので、怖くなりましたね。
  • ありのままの自分を周囲に見せると落胆されたり嫌われるのではないかと思う
    • 自分を偽ることが出来ないので基本嫌われてもしょうがないかなと思うタイプ。もちろん嫌われた瞬間は凹みますけど。
  • 周囲の人に受け入れられていると感じられない
    • 異動してからは受け入れられてると感じます。マジで。
  • 気分が落ち込んでしまう
    • 時々は。と言うか1on1が超嫌いで一番気分が落ち込む時だった。今はマシになりましたけどね。
  • ストレスに振り回されてしまう
    • 振り回されて体調崩したことはあったなー。

自己肯定感を向上させるには

これが一番知りたいことですよ!!!

  • どこから手を付ける?
    • 低い方を高めてあげる
    • どちらも低い場合は?
      • 短期間で高めることができる「とても良い」気持ちから高めるのがおすすめらしい。ストレスに振り回される状態から抜け出すことを目指す。
  • どこを目指す?
    • 低過ぎず高過ぎず、自分のことを「悪くはないかな」程度に思えるのが理想。
    • 無理をしない。今の自分の現状を受け入れて認める。ゆっくり自己肯定感が上がればいいかな、くらいで。
  • 「とても良い」気持ちを向上させる為には?
    • 多くのものを求め過ぎない。重要なところだけ頑張ってみる。
    • そもそも自分は何に挑戦したらいいのか、自分は何が満たされることを重視しているのかを考える必要がある。
  • 「これでよい」気持ちを向上させる為には?
    • 外的評価への関心が高まると、ありのままの自分で良いと思えなくなり、どんどん自分で自分のことを決められなくなっていく。
    • 自分の将来の目標について考えてみたり、そのための努力に目を向けてみる。
    • 自分だけで目標や努力について考えるのが難しければ、友人と相互に話をしたり語り合うのも良い。SNSコミュニティや勉強会の繋がりなど。
  • 「やればできる」気持ちを向上させるには?
    • すぐに結果が得られる体験を何度もすると、すぐに結果が得られるようなことを求めるようになる
      • 結果のレベルがあまりに低過ぎるのもここに含まれるんじゃないかなと思う。(公式リファレンスをコピペしたものをずっと読んでるだけとか・・・
    • 困難な問題に取り組み、努力を重ね、成し遂げることで「やればできる」気持ちはより高くなる。
    • まずは自分の過去の達成した経験を振り返り、棚卸ししてみるのはどうか。
    • 自分以外の誰かの成功体験を観察することで「自分にもできるかも」という思いが芽生え「やればできる」気持ちが高まる。
      • 勉強会やイベント、カンファレンスでお話を聞くのもこれに入るでしょうか。
    • 能力があるからきっと達成できる、と周りの人から説得を受ける。
      • 説得してくれる人がどんな人かによって効果に差が出る、とのことw
        • 確かにそうですね。メンターとか・・・と書かれていますが、私の入社時のメンターは質問したら「聞いたけど忘れた」の多発だったので。いいメンター探さないと。
    • いい気分の時は「やればできる」気持ちが高まる。何かに挑戦する時は、まず気分転換してみる。

自分なりのまとめ

読んで考えてみた。
ぼちぼちと意識しながらちょっとずつでも上げていくしかないのだなと・・・。
ちなみに今日「スパイダーマン ファーフロムホーム」(日本が最速先行上映。の初日の初回)を観たのですが・・・
ピーター・パーカーは「自分はどうしたい?」と聞かれて「わからない・・・」と悩んでいた。
やりたいことはあるけれど許されないんだろうな・・・とも言っていた。

悩むのは若い人の特権じゃない。
こんな若くない私だって悩んでるw

やりたいことがないわけではないけれど、失敗したりよくない例を見てきてどうしたらいいかわからなくなってるのが現状かな。
それでも何か進めないといけないんだけど。

これからも時々この本を読み返しながら、本当に私がしたいことを考えてちょっとずつ実践してみる。